秣(まぐさ)の繰り言

もう70歳を過ぎた男の繰り言です。

俺70歳、妻65歳。夫婦で初めての大阪旅行 No.8

2日目、USJの最後は魔法の夜

ゾンビが徘徊するハリウッドエリア、ニューヨークエリアを後にしてハリー・ポッターエリアへ向かう。しかし暗い!                           ハリウッドエリア、ニューヨークエリアは明るかったのに、ちょっと離れただけでだいぶ暗い。そのちょっと離れた場所で、行く人が2方向に別れて進んでいく。右の方向へは小さい子供連れの家族らしき何組かが向かって行き、向こうからも戻ってくる家族がいる。幼い子供が喜びそうなエリアなんだろう。

もう1方も本当に暗く、2つ背中合わせに並んでいる大きな岩が、あちら此方に立っている。その奥、道が続いているようで、そちらに向かって進む。道の両脇は森。暗い空と暗い森、その中で続く暗い道。僅かな灯りで朧に浮かぶ道行く若い男と女。う~ん、確かに魔法の世界に行けそう。

歩いていると途中で止まっている人達がいた。何があるのか俺達も止まって確かめる。車が森から半分出て木にぶつかっていた。?何これ?後で調べてみよう。                                    先を進む。突然、ゴーという音と共に色とりどりの小さい光の列が、ちょっと離れた暗い空を駆け抜けていく。どこのエリアのジェットコースターだろう?ハリー・ポッターエリアにも、ジェットコースターがあるんだけど。いいなぁ。乗りたいなぁ。                   と、心の声が聞こえたか。「ダメ!絶対に!」と妻のお叱りの声。まぁ時間も無いしね。

もうちょい歩いて行くと魔法使いの村「ホグズミード村」の入り口に着く。おぉ~!なんか、雰囲気がぁ~!中世イギリスと言うかヨーロッパの田舎の村のような、いや鉄道があるから近代の村か。勿論、ヨーロッパなんて行ったこと無いから、あくまで俺のイメージだが!                                     早速歩き回り、通りに立って家の中、店の中を窓越しに覗いてみる。店内にはハリー・ポッター関連のグッズがいっぱい売っていた。あっちの店こっちの建物と眺めて歩く。結構、楽しい!「時間を考えて!」と言う妻の声。はいはい、分かっていますって。でも、ホグワーツ城は見たい!ちょっとでも、外からでも。              

村の外れに来るとお城がよく見える。ここから更に奥へ行くと、ホグワーツ城に着くらしい。でも、閉館時間まで後少し。奥の方から戻ってくる人達もかなりいる。どこかもっと城がよく見える場所は無いかな?他の人達も同じ考えなのか左に向かって歩いて行く。俺達もそちらに向かう。と、えっ?ここ湖のところ?おぉ~、よく見える夜の魔法城!ホグワーツ城!                                   写真をバカすか撮って、村の入り口の方へ戻る。スマホの画面で時間を確認する。あと10数分で閉館。入り口近くのフクロウ小屋で長椅子に座って、ちょっと休む。ここも、いいよなぁ~。時間を見て立ち上がる。               

あと数分。ハリウッドエリアでは、まだ残ってゾンビを見ている人達も大勢いるが、「もう帰ろ」と言う妻の言葉に従い、USJの入場ゲートを出る。

あ~あ、1日が終わる。上手く行かなかったところもあったが、まあ楽しかった。後はホテルに戻るだけだが、電車乗り換え乗り換えと。疲れるよなぁ~。でも、その疲れも含めて、楽しかった。よし、気を付けてホテルに戻ろう。