秣(まぐさ)の繰り言

もう70歳を過ぎた男の繰り言です。

号泣までは。でも泣きそうになったアニメ、漫画、映画。

お題「邦画でも洋画でもアニメでも、泣けた!というレベルではなく、号泣した映画を教えてください。」

何か見て号泣したことって、多分俺の今までの人生の中ではないと思う。思い出せる限りの記憶を辿っても無い。でも、泣きそうになったアニメ、漫画そして映画なら幾つもある。その中で3つ選ぶとすれば、下の3作品。

1、アニメ「CLANNAD-クラナド-」

2、漫画「金色のガッシュ!!」

3、映画「オールウェイズ」

クラナド」は「泣けるアニメ」として有名。実際、「泣ける」か「泣けない」かは、その人その人で感じ方が違うので一概に言えないが。事実「泣けない」という人も多くいたようだ。      俺は、第1期を見終わった時点ではそれ程でもなかったが、2期のafter storyを見ている途中で涙腺が緩み、泣きそうになった。アニメを見て本当に泣きそうになったのは、このアニメだけ。

漫画「金色のガッシュ!!」は、最初はアニメ。面白そうなので原作を見たくなって本屋へ。原作を読んだら、もうアニメだけでは満足出来ず、毎週サンデーの発売日には本屋に向かった記憶がある。原作は、絶対「泣ける!」はず。たぶん。

映画「オールウェイズ」は、もう何十年前になるだろうか、妻と一緒に観に行った映画。スピルバーグが監督、ちょい役だがヘップバーンが出演するということで話題になっていた映画。評判は、どうだったかは憶えていない。ただ観客は6、7割程度の入りで、そのほとんどがカップル。男同士では勿論のこと、女同士で観に来ている人達もいなかったと思う。少なくとも俺の見える範囲ではいなかった。      観終わった時、泣きそうになって、気を紛らわせようと周りを見渡した時、女性はそのほとんどと言うか、俺が見る限り全員ハンカチを目に当て泣いていた。俺の妻以外。             男は流石に泣いてはいなかった。が、泣いている女性をどう慰めようか苦慮していたのではないだろうか。

映画館を出て、妻に一言。           「女性みんな泣いていたのに、泣いてなかったのお前だけだったぞ。」        つかさず妻は                 「泣けない!泣く前に頭に来た!」       「えっ!なぜ?」                「気付けよ!目の前にいるだろうが!例え姿が見えなくても!声が聞こえなくても!そんなに愛していたのなら!大事な人だろうが!!」

そう、話の内容は簡単に言うと、主人公が事故で死んで、その死に囚われた恋人の目の前に霊魂として現れるが、恋人は気が付かない。最後には、その恋人は苦しく悲しかった古い恋を吹っ切って、新しい恋に向かって進むというストーリー。

ゴースト/ニューヨークの幻」に似ているが、また最近のテレビドラマでも「姿が見えない、声が聞こえない」幽霊の設定があったが、これらの作品は最後には死んだ主人公に恋人が気付くんだ。最後の最後には奇跡的に姿が見えたりもして。そこが救いと言えば救いかも。でもこの「オールウェイズ」は最後まで気付いてもらえない。こりゃ切ないわー!

今、評価をみるとこの映画、あまり良くないみたいだが観るのなら、なるべく映画館で観て欲しい。でなければ、せめて大きい画面で部屋を暗くして恋人と一緒に観て欲しい。多分泣ける!

以上、俺が泣きそうになった3作品です。