秣(まぐさ)の繰り言

もう70歳を過ぎた男の繰り言です。

俺69歳、アニメとラノベが大好きです。(2)

ライトノベル原作のアニメって、ちょっと微妙

俺はアニメ、ライトノベルが好きなんだけれども、そう書いてみてちょっと気になったことがあった。

「面白い」と思ったアニメの原作がライトノベルの場合、その原作を殆ど読んでいない。逆の場合も同じで、読んでいて「面白い」と思ったライトノベルのアニメ化されたものを殆ど観ていない。

以前、俺の読んでいたライトノベルが面白かったので、それが原作のアニメも面白いだろうと思って観たことがある。が、1、2回観て止めた。あまりにもイメージが違いすぎた。そのせいもあるだろうが、アニメを観て面白いと思った場合でも、そのイメージが壊れそうで、原作を読めない。

漫画の場合は、どちらかと言うと原作の方が何倍も面白いと思う。面白いアニメだなーと思っても実際、原作を読むと全然、原作の方が良い。俺だけかもしれないが、原作よりアニメの方が面白かったという作品、見たことがない。よって、漫画をアニメ化したものは、殆ど観ない。ただ、アニメの方を先に観た場合、原作も観てみたいと思う。

で、例えば「とある魔法の·····」シリーズ。魔法も、科学もアニメしか観ていない。あれだけラノベ売れているのに読んでいない。このシリーズは大好きで、御坂美琴の大ファン!御坂美琴と言えば当然、白井黒子が出てくる。そして、白井黒子と言えば「おね~ぇさま~!」と「ジャッジメントですの」のセリフだろう!このセリフは絶対、あの声、あの調子、そして、あのキメ方(腕の腕章を相手に見せつける時の格好)じゃあないと!           あと「涼宮ハルヒ」シリーズもそう。長門有希が大好きなんだけれど、あのボソボソとした話し方、全てをただただ観察者として見ているだけという諦念感の、それでいて感情の無さそうで有りそうな表情。絶対アニメ!      「とらドラ!」「灼眼のシャナ」「狼と香辛料」等もアニメしか観てないけど、どれもアニメじゃあないと分からない良さがあると思う。

逆に、ライトノベルは読んでいるものの、アニメは観てない作品は、最近のもの、今も連載中なものが多く、例えば「転スラ」「ダンまち」「ようこそ実力·····」「本好きの下剋上」「りゅうおうのおしごと」等々。これ等の作品は、先にラノベ読んでいるから、もうすでにイメージが出来上がっていて、そのイメージが崩れると嫌だ!        

特に、大好きな空銀子。御坂美琴のあとにファンになったけど、銀子の凄絶な生き方、苦しい程の孤独感、切ない思い!アニメ観てないけど、どう表現したんだろう?うーん、観たくない!もっともあのラノベ、登場人物全員、凄絶な生き方をしていて、主役の九頭竜八一も生き方すごいけど、登場人物のなかでは一番楽してねー?

まぁ、アニメも観ていて尚、原作も違和感ない作品は何かあるかな?と思ったら、あった。勿論、俺が感じているだけだけど「俺の青春ラブコメはまちがっている」。それと、俺「青春ブタ野郎シリーズ」も好きなんだけどね。何故かアニメ少ねーなー。双葉、結構好きなんだけどなー。

結局、先にアニメを観るか、ラノベを読むかによってイメージが決まり、そのイメージを壊したくないという気持ちがあるんだろうなー。

あと、漫画。アニメ先に観て面白いと思い、後で原作の漫画観て尚更面白いと感じた漫画は、「金色のガッシュベル」。漫画の方の題名は、「金色のガッシュ!」だけど。アニメを観て泣けて、原作読んで益々泣けた作品!

なんかアニメの話しになったけど、要はアニメって原作があったとしても、演出や声優の演技などによって、原作のイメージをより膨らませ、よりその作品を豊かにすることが出来るかもしれない。·····と思うんだけど。

ただ、アニメ化して、思い描いていた登場人物などのイメージが原作と全然とは言わないまでも、結構違っていたりした場合、本当にガッカリする(ことが多い)。そして大抵の場合、(俺だけかもしれないが)原作の方が良いと思う。

ライトノベルが原作の場合だけでなく漫画の場合もしかり(俺だけかもしれないが)。

もう1つ、これだけは言いたい。ライトノベルが原作でも、漫画が原作でも良いんだけど、アニメ化はまだ良い。許せる。実写化だけは勘弁してくれ!と思う。イメージが~!イメージが~!ガラガラと崩れる~!!