「ライトノベルって、簡単に読めて面白く、軽い小説のことだよね」
前にライトノベルが好きですと、書いたことがある。この時、俺は本当単純に「軽くて、かつ簡単に読める」小説がライトノベル、と言う認識だった。そして、面白ければ、言うこと無し。そういう「簡単に読めて、面白い、軽い」小説が大好きなのだ。
別に、ライトノベルと一般小説を別けて考える必要は無いんだけど、「好きな分野は?」と聞かれた場合、「ライトノベルか、ライトノベル風の小説」と言えば、大体分かる。まぁ、この歳だと大抵バカにされるが。
ところが、あるブログで「ライトノベルの定義」みたいなテーマがあり、下のように書いてあった。つまり、
明確に定義されている訳ではないが、 1、ターゲットが10代~20代 2、難しい言い回し、表現がない 3、キャラクター描写が中心。漫画の ノベライズのよう 4、アニメや漫画のような非現実なス トーリー 5、いわゆるアニメ絵の表紙、挿し絵 が多い 6、ライトノベルを発行しているレー ベルから出ている
だってさ。へー!俺の思っていた解釈と、ちょっと違っていたけど。でも、まぁライトノベルだろうが、何だろうが面白ければ良いさね。
10~20代がターゲットとあったけど、10、20代が面白いと感じるものは、多分30代の人達も面白いと感じるだろうし、作品によっては40~60代、もしかしたら70、80代の人達も面白いと思うかもしれない。ジブリのアニメとか、新海監督のアニメとかには、老いも若きも関係無く、多くの人達が面白いと感じた作品が多くあると思う。まあ、アニメだけれどね。ライトノベルにはあるかなー?漫画には、ありそう。 もっとも、確かに歳によって面白いと感じる内容に、違いがあるかもとは思うけどね。
それとライトノベルを発行しているレーベルから出てるというのも別に面白さと関係無いと思うし。
ということで、ライトノベルという言葉と関係無く「軽くて、簡単に読めて面白い」小説が好きだよなー。
俺の、この場合の「軽い」って決して軽い=軽薄って意味じゃあ無く、あくまで「肩肘を張らず」「気楽に」という意味で使っている。
そう言えば、俺が大好きだった平井和正のあの名作「狼男シリーズ」。本当面白くて面白くて、何人もの友人に薦めて概ね好評だったし、なかには小説を殆ど読んだことがない友人も「これは読める!」と言っていた、あの「狼男シリーズ」。「軽い」何て言うと作者、出版社に怒られそうだけど、これぞ「簡単に読めて、軽いけど面白い」昭和の大傑作の1つだと思う。(平井和正先生。軽いなんて、すいません。)
それと、バローズの「火星のプリンセス」シリーズ。本当めちゃくちゃ面白かった。知らなかったけど、アメリカでは、この作品1917年に刊行されたそうで、大正時代かよ!と思った。表紙も綺麗で、挿し絵も格好良かったし。ストーリーや背景などだいぶ忘れていたのでネットで調べて、少しでも思い出そうと思ったが、ただただ面白かったという記憶しか思い出さない。 ネットの書き込みの中には、厳しい評価をしている人もいたけど、人それぞれ感じかたも違うし、いろいろな評価もあるさ!
でも、「軽くて面白い小説」と言うなら、俺的には石坂洋次郎の作品も結構「軽くて面白い」小説だと思うけど。石坂洋次郎ファンの人達からは、めっちゃ怒られそう。 石坂洋次郎の小説って、なんか例えるとショートケーキのような感じだなーといつも思っていた。甘くて美味しいんだけれど、重くなく、何個でも食べられるショートケーキ!
あと、遠藤周作の「狐狸庵先生」シリーズや北杜夫の「どくとるマンボウ」シリーズは面白いし、軽いと思うけど小説ではないし。
まだまだ、いろんな面白く軽い小説があると思う。先ほども言ったけど俺の言う「軽い」は「肩肘張らないで」いいという意味。そして、上記の先生方の作品はライトノベルではない。
何度も言うようだが、単純に俺は「簡単に読めて、面白く、軽い」小説が大好き。それがライトノベルでも、なくても。
ただ、新刊発売を待っているのはライトノベルだなー!