秣(まぐさ)の繰り言

もう70歳を過ぎた男の繰り言です。

俺70歳、妻65歳。夫婦で初めての大阪旅行 No.2

1日目、関空から新世界へ、そして······

peach揺れました!揺れたと言っても、列車だって、バスだって、自家用車だって、乗り物なら何だって揺れるもんだし、その揺れ方だって結構激しい場合もある。そんな揺れ方からみれば、まぁ大人しい揺れ方と思うけど。でもね!でもね!地面に車輪が着いているのと着いていないのとでは、恐怖心に雲泥の差があるんだよ!ねぇー!

まぁ、そんなこと思っているうちに関空に着いた。着いてしまえば、さっきのことなんかすぐ忘れる。

関空ではpeachは第2ターミナルに着く。飛行機は建物からちょっと離れて止まり、そこから建物まで歩いて行く。俺だけでなく数人、歩きながら振り返り、自分の乗って来た飛行機を眺めていた。

第2ターミナルから連絡バスでエアロプラザへ。第1ターミナルへ行く途中に関西空港駅がある。                                     JRと南海線の改札口が並んであった。反対側にJR、南海線の切符自動販売機があり、さてどっちに乗ろうか?                             と、しばらく妻と考えて南海線に乗ることに決めた。理由は「新世界」から大阪観光するか「難波」からするか?と思った時、南海線なら「新今宮」駅と終点「なんば」駅があり、大阪に着くまで雑誌を見ていて決められるから。約1時間あるからね~、着くまで。

さて、電車は駅を出てスカイゲートブリッジRを渡る。この時、確かに関空は人工島にあるんだなぁと思った。

車窓から外の景色を見る。高い建物が見えるなぁと思っていたら田畑、緑の森が見えたり、普通の街並みが見え、やがて高い建物だらけの光景が見えてくる。その頃には降りる駅を「新今宮」に決めていた。

新今宮」駅に降りて、外に出る。この駅からJR線に添って東に歩いて行くと、しばらくして地下鉄「動物園前」駅に至る。その駅の近くに「ジャンジャン横丁」につながる小路があるはず。                 

が、駅の外に出て思わず、「ここ何処だぁ~!東はどっち?JRの線路は何処だ?」               うーん、後ろ振り返れば確かに「新今宮駅」とあるが、俺達どっちに向いている?                         

スマホ見て!mapを!現在地は?」                                                       「ここ!でも?」                               「右行けばいいの?左?前?」                         「さぁ~?」                                 「動け!スマホの現在地も動くから!」                     「まっ待って!接続が悪いって!」                                てんやわんやで、大騒ぎ!こっちかな?と歩き始めたのはスマホ再起動してから。

それでも不安を感じながら歩く。JRの線路って、あれ高架線?この踏み切りは何線の?スマホ動いている?今何処を歩いているの?等々話ながら歩いて行くと、              「奥さんや、あれは何?」                           「たぶん、通天閣!」                              「だよね~。」

結局、スマホより通天閣をたよりに歩く。「動物園前」駅を見つけ、その横の小路から「ジャンジャン横丁」に入る。

少し歩いて目的の店の1つ「八重勝」を見つける。雑誌に「行列覚悟の店」とあった。が、行列がない!えっ!                             おずおずと中の廊下に入り、戸を開け聞いてみる。                                「空いてますか?」                                        「何名?」                                    「二人」                                                     「今ちょっと空いてないなぁ。待っててください」                              「はい」と言うことで、待つことに。                     

それにしても「行列、平日でもすいている時間でさえ数十分以上は待つ。」と書いてあったが、これはラッキーかな。                           数分たって振り替えったら俺達の後ろを数人並んでた。まぁ、平日午後5時前ならこんなもんだろう。流行っている店であっても。

10分ちょっとで席が空いた。内に入り席に着くと、妻がメニューを見ながら注文していく。美味しいものに目のない妻は事前に十分な情報を収集しており、妻に任しておけば間違いない!

店内を見回すと、「わぁー、スゲー」                          こちらから廊下で待っている人達が見えるのだが、ずら~と並んでいる!いったい何十人待っているのだろうか?「俺達、あまり並ばなくてよかったなぁ~」

最初にどて焼き、続いて串カツ、野菜数種類。えびにチーズと玉子。最後にもう1度串カツと。                                       うーん、どれも美味しいんだけど、衣のある串カツなどはタレ2度漬け禁止のため、1回で串の先から手元まで漬けようとすると衣にタレがしみこみ過ぎる。ちょっと衣がグッチゃりとしたような感じだった。食べ方の上手い人は、きっと上手にタレを漬け、サックサクの衣と中の肉などの具材の美味しさを味わうのだろうな~。ちなみに、どて焼き、野菜類は非常に美味しかったです。俺的に。

さて、目的の串カツを食べたし、店を出て「通天閣」までブラブラと歩いて行く。射的場やら美味い物屋など、なんか懐かしいお店がいっぱいあって、楽しくなってくる。「ビリケンさん」も「だるまの頑固親父」もあちこちにいる。やがて、「通天閣」が真正面に現れる。「へぇ~!格好いい!」

うん、東京タワーも格好いいけど、通天閣も格好いい!

さて、串カツの次の目的だった「通天閣」も外からだけど見たし、足元の天井の絵も将棋の盤も見た。                                    少し疲れたから、ホテルに行ってちょっと休もう。休んだら、今度は難波の観光へ。